師匠は諦めた夢を見た

「子供」は嫌いかな?好きかな?さまざま思いがあるかもだけど、それほど悪いもんじゃないんじゃないかな、「ハイボール」って。そんな気がしない?
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自信を持って吠える父さんと濡れたTシャツ

出身県が異なると食生活が違うのをいっしょに暮しだしてからものすごく知ることになった。
ミックスジュース作ろうかと家内からいきなり言われ、買ってきていたのかなと考えたら、作るのが普通みたいだ。
バナナやモモやらとアイスをいっしょに入れて、市販の牛乳をいれこんで家庭用のミキサーでシェイクしてすぐに完成。
ミックスジュースを作ったものをごくごくと飲んだのは初体験だったが、めちゃめちゃくせになった。
おいしかったし、くせになって、俺も作り飲んでいる。

どしゃ降りの金曜の夜に窓から
知佳ちゃんが、自宅のベランダにて、ミニトマトを作っている。
実がなったらサラダを作る予定だという。
実際、まめに水も肥料もあげないし、ベランダでたばこを吸うので、ミニトマトの周りの空気は少しも良くはない。
丸一日水を与えていないと言う場合の、その外見は、葉が垂れ下がっていて、人間がガッカリしている様子にそっくりだ。
申し訳ない気分だったので、水をたっぷりあげると、あくる日の朝のミニトマトは何事もなかったように復活していた。

雨が上がった仏滅の深夜に想い出に浸る

今更ながら、中学生のころから高校までそんなに勉強をしてこなかった。
他の生徒たちが必死で学習していても、私は言われるままの内容を仕方なく行うといった感じだったと思う。
だけど、専門学校に入学してから私の好奇心をそそる分野の勉強が始まると、知識がするすると頭に入るようになった。
それから、社会に出て、研修期間を経て責任のある業務になると、今度は好き嫌い関わらず勉強せざるを得なくなった。
しんどいなど思う間もなく、とにかく知識を取り入れる数年が続いた。
という生活をしばらくすると、急に高校時代にしなかった学習をまたしたいと考えるようになった。
今では、同じように考えている人が周りに何人もいる。

ゆったりと跳ねる彼女とオレ
「今日の夕食はカレーよ。」
少年は母親のその発言を聞いて、思わず笑みが浮かんだ。
少年は学校から帰宅して、ソファーに寝転がってダラダラとテレビを見ていたところだった。
今日は西日が強い。
網戸の窓では風鈴がときおりチリリンと音を立てていた。
TVでは、かつての懐かしいアニメを再放送していた。
今日は「一休さん」だった。
こんな聡明な男の子が今いたら、学校のテストなんて満点だろうな、と少年は感じていた。
でも、鍋のフタの隙間からカレーの匂いが居間まで漂ってきた時、少年は一休さんのことは考えてはいなかった。

薄暗い仏滅の夜に友人と

見とれるくらい素敵な人に会ったことがありますか?
私は一回だけあります。
バス内で若い人。
同性の自分ですが、ドキドキしてしまいました。
どれだけ手入れをしているか、という自分の努力もあると思います。
だけど、それ以外でにじみ出るオーラは絶対に存在しますよね。
日本には素晴らしい人が多くいるんだなーと思いました。

そよ風の吹く火曜の夜明けは昔を懐かしむ
友達の知佳子の恋人であるSさんの働く会社で、定期的に和歌山の工場で作った梅干しを購入している。
酔っぱらうと電話をかけてくれるSさんが可愛がっている社員のEくんという男性は、ぜんぜん会話がかみ合わない。
素面のときのE君、相当な人見知りが激しいようで、あまりいっぱい話さない。
したがって、私はE君とは話したと言えるくらいコミュニケーションをとったことがない。

湿気の多い休日の朝に食事を

水滸伝の北方版の人間くさく凛々しい登場人物が、オリジナル水滸伝の108星になぞらえて、目立ったキャラクターが108人でてくるが、敵方、政府側のキャラクターも人間くさいのがいて、血が通っていると思える。
人物に人間くさい弱さが見えるのもやはり、熱中していた理由だ。
弱いなりに自分の夢とか将来の為に可能な限り頑張っているのが読みとおしていて楽しい。
読みあさっていて楽しい。
しかれども、ひきつけられるキャラクターが悲しい目にあったり、夢がやぶれていく流れも胸にひびくものがあるから魅力的な大衆小説だ。

怒ってお喋りするあの人と暑い日差し
アンパンマンは、子供に人気のある番組だけど、しかし非常に暴力的のように思う。
話のラストは、アンパンチとばいきんまんをぶん殴って終わりにすることがめちゃめちゃ多いと感じる。
こどもたちにも大変悪い影響だと思う。
ばいきんまんとその他が、あまり悪いことをしていない話の時でも暴力で解決する。
アンパンマンは、ばいきんまんとかびるんるん達を見つけたら、やめろといいながらもう殴りかかっている。
理由を聞かない。
説き伏せるわけでもない。
ただ、ぶん殴って終わりにするから改善されず、いつも同じだ。
想像するのだけれど原作は違うのだろうけど、アニメ向きにする必要があってそんなふうになっているのだろう。

悲しそうに自転車をこぐ子供とファミレス

小説家の江國香織の小説に出る女性は、誰もアンニュイだ。
話に出せば、東京タワーの詩史。
他にも、がらくたの柊子。
それと、ウエハースの椅子の女性画家など。
江國香織の隠れた性質を、極端に表した形かもしれない。
徹底してクレイジーなのが、「神様のボート」で登場する葉子。
もしかすると迎えに来るかもしれない「あのひと」を待ち、逗子や草加に引っ越しをする。
「あのひと」を忘れることなく、絶対会えると確信して。
しまいに「ママは現実を生きていない」と、娘に言われてしまうが、この女性には全然ピンとこない。
この部分が、この本の接待的にクレイジーな見せ場だ。
私はウエハースの椅子には簡単に座れないけれど神様のボートには乗れる。
江國香織さんの書く、クレイジーでも可愛くてちょっと弱々しい主人公が大好きだ。

具合悪そうに大声を出す父さんとアスファルトの匂い
読書をすることは好きなことの一つだけど全ての本が好きなはずはない。
江國香織の文章にとても惹かれる
非常に長いこと同じ本を読み進めている位だ。
登場人物の梨果は、8年を共にした恋人の健吾に別れを告げられてしまうが、そのきっかけの華子と一緒に暮らすようになるというとても奇妙な内容だ。
ラストは驚きが大きく大胆な形だととれるが、最後まで読んだうえで振り返ると「確かに、そうなるかもしれないな」と思わされる。
との上、ワードチョイスや登場するミュージック、物などお洒落。
ミリンダが登場するとミリンダが飲みたくなるように書いてあるし、べリンダ・カーライルや古内東子といった音楽がでてくるとついついCDをかけてしまう。
ワードのチョイスの仕方が上手である。
それに、「悲しい美しさだと思った」というセンテンスがどこから生まれてくるのだろう。
こういった文章に虜にされて、深夜に何度も同じ江國香織の本を読んでしまう。
お気に入りの作品との夜遅くのこの時間が夜更かしの原因なのだと感じる。

ラクダ

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